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第2回 Aso Round Trail(阿蘇ラウンドトレイル)109㎞D+5,000mに参加してきました。

第2回 Aso Round Trail(阿蘇ラウンドトレイル)に参加してきました。

もう終わってから2週間ほど経過し、若干忘れてしまっている気持ち、感覚もありますが、書き留めておこうと思います。

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・参加するまで

一番は雑誌かネットかで、景色が抜群に良かった。信越五岳以外にも何か楽しいロングレースに出たいと思っており、ピッタリだった。

しかし、エントリー前、昨年10月に参加したハセツネでレース人生で初めてリタイアを覚悟するぐらい体がイってしまい、山に入ること、走ることの回数が減っていました。

そのハセツネはひどかった。暑いにもかかわらず、ちょっと飛ばし、8㎞程度で足が攣り、歩行困難に。平地を歩くだけでも攣り、思ったところに足を着地させることができずに転倒につぐ転倒。しまいには、転倒により飲み始めのペットボトルを谷に落としてしまうことに。ああという声。その状態でなんとか残り55㎞程度を歩き切り完走。14時間30分くらいだったか。という苦い思い出。

そのころまでには気持ちも回復しているだろうと思いエントリーすることに。

評判がいいため、エントリーできるか不安でしたが無事エントリー完了。

しかし、案の定全く山に入ることはなく、数えるほど。

11月にただの登山で愛宕山に登った。

4月上旬にハセツネ30kに参加した。32㎞、累積標高1,600m程度。

4月半ばに比叡山で走った。37㎞累積標高1,150m程度。

3回。少なすぎる。

月間走行距離も270㎞程度。でも2月に京都マラソン東京マラソンに2週連続でサブスリーを出していたので、行けるんじゃないかと思ってしまう。

ロングレースにもかかわらず、かなりの準備不足でレースへ。

 

・レースについて

7時スタート。始めは24時までにはゴールしたいと思い、最初の目標時間は17時間。

始めは快調に飛ばす。無理はせず、気持ちいいペースで。

最初のWS18.7㎞地点。調子は悪くはないが、この時点で空腹感が。今回は体調含めて準備が足りなかったか。今思えばカーボローディングが足りなかった。そして持ち込んだ食料もダメ。いつも持っていた空腹感を満たすスニッカーズブラックサンダーをもっていかなかった。空腹感はレースが進むにつれて回復せず、進行する一方だった。

しかし、この辺りの景色は最高で走っていて気持ちが良かった。

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最初のAS23.9㎞を超えたところで、このレース最大の急登。角度45度くらいはあるんじゃないかと思った。ここで足が逝った。攣る直前。暑さもダメージとなり、30㎞手前で完全にエネルギー切れ。ここからは、ほぼ歩いてレースを展開することに。

 

次のAS38.2㎞。ここで10分程度のレストをとることに。おにぎりがあったので2つ食べるも、全く空腹感が満たされることはなく。水分で満たそうと思っても無駄だった。

ここからはあんまり記憶に残ることは少ない。

 

3つ目のAS50.7㎞では確か順位は40位くらいだった。つぶれててもなんとか上位には食い込めていると思い、頑張る。

 

ドロップバックがある4つ目のAS66.6㎞地点。体も限界に近く、20分程度のロングレスト。しかし、全く回復せず、引き続き歩き続ける。2~3㎞に1回、5分程度のレストをとるペース。レスト中に抜かれまくる。しょうがない。

 

次のWS74.1㎞地点でたしか19時頃になり、ここからライトをセット。この時点でほぼ24時までのゴールが不可能であることを確信。

そして、ここまでほぼすべてのASで一緒になっていた、トランスジャパン戦士の方から引き離されることに。あちらにとっては全く知らないと思うが、やっぱりすごい人と一緒に走れていたことを誇りに思う。

 

実はここからほぼ登りで、一番精神的にきつかったと思う。全くスピードが上がらず、1時間に4㎞ほどしか進めず。登りに差し掛かるごとに息が切れ、何度もレストをとらないと登れない状況。

 

日付を跨いで最後のAS97.7㎞に到着。あとはほぼ下り。

と思ったが、結構登りが多くて心が折れる。下りも下りでぬかるみ、急坂でロープを使わないと降りられない。足は結構残っていたが、精神的につらかった。

 

そして最後の俵山。力を振り絞り登り切り、しばらくしてからゴールの声が聞こえ、やっと安心。聞こえてからが長かったが、無事ゴール。

 

20時間55分。

順位は64位。

レース中盤からは20人ほどに抜かれたことに。思ったよりは抜かれていなかった。

最初の目標よりも4時間ほどの遅れ。悔しいが、これが実力でした。準備不足も含めてこれが実力。

もっと体調、食料の準備を整えるだけでも、もう少し楽しいレースができたと思う。

今度はしっかりとした準備をして参加したいと思う。

 

つらい時間が非常に長かったが、景色には癒され、満足度の高いレースだったと思う。

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