走る記録。とか

ランニング関係の備忘録が中心です。

第24回日本山岳耐久レース ハセツネに参加してきました。

10月9〜10日、第24回日本山岳耐久レース、ハセツネに参加してきました。
今回も備忘録を兼ねて、記録を残しておきます。
 
〈まえおき〉
4月のハセツネ30kに参加し、無事優先エントリー権を得ての出場。
今年、月間走行距離は平均で300kmくらい。
月に1〜2回は山に入っていました。メインは京都東山の比叡山〜北山が中心。
春までは六甲全山縦走45kmをよくしていました。自己ベストは7時間15分(3月)くらい。
9月に信越五岳110kmの短縮103kmを走り、ハセツネに臨みました。
 
〈準備〉
○からだ
山のトレーニング不足気味だったので、前の週末に京都の東山の比叡山から北山の夜泣峠まで、ロードを含めて45kmくらいを走りました。不安解消のためでしたが、走った時に信越五岳の疲れも若干残っていて、ちょっと後悔。。
そしていつも通り、レース3日前からは運動をせず、疲れを抜く。前日にカーボローディング。1日だけで効果あるかは不明ですが、自分にとってはこれで十分な気もします。
 
〈装備〉

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○栄養
今回のレースはエイドがないので、こんなに入らないんじゃないか?と思うくらい買い込み。
ジェル9個、アミノバイタルゼリー6個、パワーバー2本、CLIF BAR1本、Patagoniaの試供品1本、ウィダーのチョコっぽいバー2本、ウィダーインゼリー2個、塩熱サプリ24粒。
結果的には必要以上と思うくらいで大正解。最後は足りなくなると思いました。
残ったのはPatagoniaの試供品1本、ウィダーのチョコっぽいバー1本、アミノバイタルゼリー1個。
水分はフラスク0.5L×1本(アクエリアス)、ミネラルウォーターペットボトル0.5L、platypus1L、カルビスペットボトル0.5Lの計2.5L.。
 
○服装
上:アンダーアーマーのコンプレッションの半袖、ノースフェイスの半袖シャツ
下:アンダーアーマーのスパッツ、Patagonia strider pro shorts 5in
靴:tabioの五本指ソックス、inov-8レースウルトラ290
頭:patagonia duckbill cap、halo
防寒:アンダーアーマーのウインドブレーカー、Patagonia Houdini Jacket、Houdini pants、salomon手袋、Houdiniの手袋。
上下頭はもうこれで完成されています。
靴だけしっくりくるのが見つかりません。今回初めて使いましたが、途中ずっと足の裏が痛くなりました。そこの厚みが厚くないのかな?また色々と試したいです。
防寒もいつもこのくらい。いつも持っていっても使うことはありませんが、保険としては必要でしょう。夜は寒くなるという噂もあったので、Patagoniaのcapline3を持っていこうと思いましたが、結果的に言えば、置いていって正解でした。
防寒着には手をつけませんでした。
 
○その他
ヘッドライト、ハンドライト(ともにGENTOS、10時間使用可)
ハンドライトは有ったほうがいい。特に今回は夜ガスがすごかったので、ハンドライトがないと、視界が厳しかったと思います。
 
○心
3週間前の信越五岳を走る前より不安。
暑いのか寒いのか全く読めなかったため。あと、ナイトランは信越五岳のラスト1時間30分くらいの林道のみだったので、ナイトランのイメージが全く持てなかかったです。
不安は大きかったですが、それ以上に想定外の状況にもなりました。。
 
○目標タイム
昨年の氷ノ山75km、累積5,000mくらいを9時間50分で走れてたし、信越五岳の103km、累積4,000mくらいを13時間30分で走れていたので、あわよくばサブ10狙えるか?と思ってました。甘かったですね。
 
〈レース〉
遅くても11時間は狙えると思い、11時間台のプラカードに並びスタート。
山に入る前に渋滞にはまるのだけは避けたかったので、しょっぱなは飛ばしました。
4分/kmくらい。1kmくらいのところでちょっとだけ渋滞しましたが、それだけでした。

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今回は自分はいける、と自信過剰だったので、最初から飛ばす。登りも、前の人をどんどん抜かす。
しかし、開始5kmくらいで、このレースはいつものレースとちょっと違うぞ、と思い始めました。登りの勾配や長さが長いわけではない。けど、登って、すぐに下り、の繰り返し。気持ち良く走って回復できるパートが少なく、体力を奪われました。さらに蒸し暑く、汗の量が半端ない。足は元気でしたが、体調、水分が不安になりました。
景色も全くなく、同じようなパートの繰り返し。
20kmくらいで第一関門。この辺ですでに体力は限界。水分はなくなると身体的にも精神的にも辛くなるので、相当節約して飲みましたが、この地点で1Lを消費。
普段山に入る時はこれじゃ足りないですよね。持っていく量が少なかったか?でも、1.5Lの給水所まであと22kmくらいあるのに、このペースじゃヤバイ。。
ここで暗くなってきたので、初めてザックを降ろしてライトを出すのと同時に水分を入れ替え、パワーバーを補給。これが効きました。カロリーが高そうな味、食感。
それに加えて私の特効薬であるバンテリンを足に塗りたくり、リスタート。
この先、第二関門である給水所まではあんまり覚えていません。
 
第二関門で命の水。補給したのと同時に、カルビスを一気飲み。生き返りました。
あとはひたすら同じ感じで苦しい時間が続きました。
下りにビビって尻もちついてジェルが破裂してパンツがベトベトになったり、転んで手をついた衝撃で時計のストップボタンを押していたり。
あと覚えているのは、大岳山の下り?あたりが急な岩場で、しかも雨が降っていて怖かったです。
 
残り15kmくらいで、お店とかがあるところを通過したくらいで、急に元気になりました。少し登りはありましたが、ほとんどフラット、もしくは緩やかな下りでした。
このレースで、初めて気持ちよく走れたと思いました。
下りではありましたが、最後は長くてしんどかったですが、残り1kmくらいは4分/kmくらいのペースでフィニッシュ。
 
タイムは12時間20分16秒、男子総合213位でフィニッシュ。
 
サブ10とか思っていた自分がほんと恥ずかしいです。
ほんとに辛く、体力、脚力、栄養、練習を見直さなければ、と思いました。
今回、他のレースとは違って水分をいっぱい持っての走行でしたので、ザックが重く感じ、肩が痛くなりました。そういう練習も必要となってきますね。
アップダウンの連続する練習は、もっとしないとですね。
ジェル類は20個消費。後半、足りなくなってハンガーノックになると思いました。エイドのないロングレースは初めてだったので、エイドの大切さ、ありがたさを身にしみて感じました。
 
けど、ナイトランは案外きつくなかったです。むしろ、ちょっと楽しかったです。
 
走っている時は二度と出るか、と思っていましたが、終わってみると、これをどう改善しようか、と思っていました。おそらく来年もチャレンジするのでしょう。
サブ10、ぜひ達成してみたいものです。

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